リスト全体が足を引っぱる理由
すべてのタスクが画面に並んでいると、そのひとつひとつが小さな決断になります。こっちか、あっちか。簡単なほうか、大事なほうか。多くの人、特に ADHD のある人にとっては、その決断の山に午後がまるごと消えていきます。
切り替えそのものにもコストがあります。米国心理学会(APA)によると、タスクを行き来することで生産的な時間の最大 40% が失われることがあります。シングルタスクはその逆です。一度だけ決めたら、あとはほかに何も見ません。
FocusDo での使い方
- リストを書き出します。長くても、散らかっていてもかまいません。
- 「Focus」をタップするか、リストのタスクを右にスワイプしてそのタスクから始めます。タスクは画面の中央に置かれ、ほかのタスクはフェードアウトします。
- 別のタスクにしたいときは、スクロールしてそのタスクを中央に持ってきます。
- 横にスワイプして線で消すと、次のタスクがすっと入ってきます。
ADHD でも一度にひとつのタスクに集中するには
- 最初のタスクはごく小さく。「ドキュメントを開く」も立派なタスクです。難しいのは、始めるところなので。
- プロジェクトではなく、行動を書く。「旅行を計画する」はプロジェクト。「電車の時刻を調べる」がタスクです。
- 始める前に選ぶ。作業の途中で次に何をやるかを決めること自体が、ひとつの切り替えです。
- 戻ってきたら、自分を責めない。気はそれるものです。目指すのは、もっと早く戻ってくることです。
ひとつのタスクの選び方
いちばん難しいのは選ぶこと、というのはよくある話です。だから、迷う代わりにルールを決めておきましょう。今日が締め切りのものを選ぶ。なければ、ほかのタスクを楽にしてくれるものを選ぶ。1 分以上迷っていたら、リストのいちばん上にあるものから始める。すぐに動ける「そこそこの選択」は、いつまでも比べ続ける完璧な選択に勝ります。
一度にひとつのタスクと、ポモドーロタイマーの違い
タイマーが教えてくれるのは、どれだけ作業するかです。何に取り組むかは教えてくれませんし、多くの人にとってはカウントダウンそのものが、見張るものをもうひとつ増やすことになります。FocusDo が引き受けるのは、問題の残り半分です。画面をひとつのタスクに絞り込み、時間のことは持ち込みません。短く区切って集中するのが好きなら、タイマーと FocusDo は問題なく併用できます。
残りのリストはどうなるのか
何も失われません。フォーカスモードを抜ければ、リスト全体がそのまま待っています。古いタスクは 1 日後か 1 週間後に自動でアーカイブへ移すことができ(設定で選べます。オフにすることもできます)、リスト全体を一度にアーカイブすることもできます。だから、戻ってきたときのリストはいつも短いままです。
長いリストがうまくいったためしがないなら、それはあなただけではありません。ToDo リストが ADHD には逆効果になりやすい理由と、代わりに役立つ方法について書きました。
どんな人に向いているか
気が散りやすい人。そして、タスク管理アプリを使うより整えることに時間をかけてしまった経験のある人です。チームでプロジェクトを管理したい、あるいはすべてのタスクに優先度や依存関係を設定したいなら、Todoist や TickTick のような本格的なタスク管理アプリのほうが向いています。
